Eテレの学校向け放送で、2016年4月から『で~きた』『カテイカ』『10min.ボックス テイクテック』がレギュラー番組として放送されることが決まりました。
小1生に生活の基本ルールを伝える『で~きた』
新番組『で~きた』は小学1年生を対象とするもので、教科としては「特活」に分類されています。昨年11月に一度パイロット版的な放送が行われていましたが、この程2016年度のレギュラー番組となることが発表されました。
番組の目的は小学1年生に生活のルールを伝えること。「授業中に座っていられない」「先生の話を聞くことができない」「集団行動がとれない」といったいわゆる “小1プロブレム” をふまえ、小学校に入学した子供たちが集団行動やマナー、社会的スキルを自発的に学ぶことができるよう促していきます。
昨年11月の放送は、加藤諒さん扮する「できないマン」が、身の回りのことができない子に対して「できていないこと」を自ら気付き考えるよう指摘していくという内容でした。同じく特活の番組として2015年度まで放送されてきた『できた できた できた』(幼保・小1対象)と比べると、番組の対象と目的をより絞っていることが特徴と言えるでしょう。なお、2010年度から放送されてきた『できた できた できた』は現在発表されている2016年度前期の番組表に名はなく、ひとまず放送終了となるようです。
※昨年放送時の番組紹介記事はこちら
→“小1プロブレム” を克服~新番組「で~きた」 11/3放送
「家庭」分野の新番組『カテイカ』『テイクテック』
家庭科番組『カテイカ』は昨年8月に「味噌汁の作り方」をテーマとして単発番組として放送され、その後何度かにわたって再放送されていますので、ご覧になった方も多いでしょう。対象は小学5・6年で、小学校高学年向けの家庭科番組は『カテイカ』が初とのことです。出演はダンサーのえんどぅさん。
※昨年放送時の番組紹介記事はこちら
→NHK初! 小学校高学年向け家庭科番組「カテイカ」放送(Eテレウォッチング本館 記事)
一方、昨年11月に初めて放送された『テイクテック』は、複数教科を扱う「10min.ボックス」のひとつという位置づけで、NHK for Schoolのサイトでは『カテイカ』と同じく「家庭」の教科に分類しています。対象は小学5・6年及び中高生。11月の放送では「光センサ」を取り上げていましたが、世の中にある「テクノロジー」に親しみを持ってもらうというのが番組の目的とのことなので、教科としての「技術・家庭」のうち「技術」をメインとしているものと思われます。ナレーションを蛭子能収さんが担当しているのも注目ポイントです。
☆で~きた
【放送スケジュール】
火曜 9:00~9:10 Eテレ
※2016年4月5日(火) から
☆カテイカ
【放送スケジュール】
水曜 9:55~10:05 Eテレ
※2016年4月6日(水) から
☆10min.ボックス テイクテック
【放送スケジュール】
木曜 15:30~15:40 Eテレ
※2016年4月7日(木) から