おかあさんといっしょ「動物コーナー」に注目！

※こちらは2015年5月に書かれた記事です。文中の放送スケジュールなどは記事執筆時のものです。

　『おかあさんといっしょ』、今日（5月21日）の放送でちょっとした驚きが。「ブンバ・ボーン！」の前の動物コーナーで “てんぐざる” という字幕紹介があったのです。

テングザル

ゾウ、キリンからロードランナーまで

　「何を当たり前のことを」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、まずは「動物コーナー」のご紹介を。

　通常、体操「ブンバ・ボーン！」の前には十数秒から数十秒程度の動物の映像が流されるのは皆さんご存知ですね。ここで放送時間全体の調整をしていると思われることから「調整動物」などとも呼ばれているようですが、2014年発売のDVD「もじもじやしきからの挑戦状」の特典映像に「動物インターミッション」という言葉が使われており、番組上の正式な名前はこちらなのでしょう。

　登場する動物はゾウ、キリンといったおなじみのものからウォンバットや鳥の一種ロードランナー、カササギフエガラスなどちょっと聞いたことのないようなものまで様々。そしてその姿と一緒に動物の名がひらがなで紹介されます。

　で、問題は「さる」。当然サルもこのコーナーに度々登場するのですが、その映像に表記されるのはいつも「さる」。動物園の猿山でよく見るお猿さんも、メガネザルやテングザルのように特徴のあるものもすべて「さる」なのです。

　まあゾウもアフリカゾウ・アジアゾウなどと区別して紹介するわけではないので当然といえば当然かもしれませんが、例えばイグアナは「うみいぐあな」と表記されていたりもするので、ネット上でしばしば「おかあさんといっしょはサルに対する扱いが冷たい」「冷遇されているサル」などとネタにされてもいます。そんな中での「てんぐざる」表記でしたので “ちょっとした驚き” なのですね(笑)。

すりかえ仮面がいたずらをしたことも

　ところでこの「動物インターミッション」、普段はあまり目立たないコーナーではありますが、時々ちょっとした “お遊び” があったりもしてなかなか面白いです

　2014年度の第1週目には、ポコポッテイトのムテ吉・ミーニャ・メーコブの本来の動物の姿、つまりラーテル・マンチカンネコ・ジャコブヒツジが取り上げられています。

　また、2010年の12月18日(土) に放送された「冬特集」では、すりかえ仮面とその手下（当時は “まゆお姉さん”＝いとうまゆさんでした）によってコーナーがすり替えられ、人形劇「モノランモノラン」のライゴーが登場したことも（「モノランモノラン」は「ポコポッテイト」の一つ前の人形劇です）。ちなみにこの時は、すりかえ仮面が次々とコーナーをすり替え、たくみお姉さんがお姫様の扮装で「はみがきじょうずかな」のコーナーに出たりもしました。（この頃のコーナーにたくみお姉さんの “姫” とだいすけお兄さんの “爺や” の掛け合いで進める「あっぱれ！たまてばこ」というのがあり、そのキャラクターで二人が出演。）

　こうしてみると案外奥が深い動物コーナー。これからも “何か” が起きるかもしれませんね。

※ラーテル・マンチカンネコ・ジャコブヒツジの「動物インターミッション」とすりかえ仮面のいたずらは、それぞれ次のDVDに特典映像として収められています。（タイトル名をクリックすると楽天ブックスの該当ページへジャンプします。ディスクの詳細はリンク先でご覧ください。）

☆ファミリーコンサート「もじもじやしきからの挑戦状」(2014年8月発売)
特典映像―「動物インターミッション～ポコポッテイト編」らーてる、まんちかん(ねこ)、じゃこぶひつじ /「うたしりとりゲーム」
☆ソングブック「ドコノコノキノコ」(2011年4月発売)
特典映像―すりかえかめんスペシャル～番組をすりかえちゃえの巻～ / ぱわわぷたいそう / ブラブラせいじん