メディアを読み解く~新番組「メディアタイムズ」10月スタート


 メディアからの情報をどの様に受け取りどの様に活用するのか、“メディア・リテラシー” をテーマとする学校向け放送の新番組『メディアタイムズ』が、2017年度後期からEテレでスタートします。またレギュラー化に先立ち、6月18日(日) 午後4:30からパイロット版「エピソード0 動画クリエイター」が放送されます。

メディア・リテラシーを身につけるために

 新番組『メディアタイムズ』が取り上げるのは “メディア・リテラシー”、メディアが発信する情報を主体的に読み解き活用する能力です。テレビ、新聞、インターネットなど、現代の小中学生は様々なメディアに囲まれて生活しています。そうした環境では、それぞれの特性を理解した上で情報を受け取り、その内容を自ら判断し使いこなしていく力を備えていなければ情報に流されてしまいかねません。

 『メディアタイムズ』が対象とするのは小学校4~6年生および中学生。番組はメディアの現場を紹介するドキュメント・パートとそれを元に検討するドラマ・パートによって構成され、2つのパートを通じてメディアについて考えていきます。

 Eテレ学校向け放送の番組でメディアをテーマとするものは『メディアのめ』(2012年4月放送開始、現在は番組ホームページで視聴可能)がありますが、『メディアタイムズ』ではまた違った角度からメディアとの付き合い方を学ぶことができそうです。

 レギュラー放送は10月12日(木) スタート。毎週木曜午前9:25~9:35の時間で、来年3月まで全10回が予定されています。(1~3月には、水曜午後3:30~3:40の時間で第1回からの再放送があります。)

ストーリー

 舞台となるのは映像制作会社「メディアタイムズ」。かつてテレビ局に勤務していた里見キョウコが立ち上げたもので、「世の中の役に立つ情報を届ける」という信念に従い様々なメディアを取材しています。

 メディアに携わる人々のねらいや工夫に迫るため現場に赴くのはディレクター・安達コーヘイの役目です。コーヘイは得られた情報を編集担当の後藤ヒロノブと協力して動画にまとめ、キョウコにプレゼンテーションします。それを元に、後藤の娘で中学生のリカも交えて、メディアとどう向き合えば良いのかが話し合われます。

キャスト、スタッフ

 主人公・安達コーヘイ役は、映画『PとJK』『ReLIFE リライフ』やTV『仮面ライダー鎧武/ガイム』(仮面ライダー龍玄・呉島光実役) などに出演した高杉真宙(たかすぎ まひろ) さんです〔プロフィール→高杉 真宙 | SPICE POWER〕。また「メディアタイムズ」を主宰する里見キョウコを鈴木砂羽さん、編集担当の後藤ヒロノブを古舘寛治さんが演じ、さらに後藤の娘・リカ役として芦田愛菜さんが出演します。

 オープニングテーマ「1/365」はフジファブリックによるオリジナル曲。脚本はヨーロッパ企画の大歳倫弘さんが担当します。

6/18、パイロット版放送

 10月の番組開始に先駆けて、6月18日(日) 午後4:30からパイロット版となる「エピソード0」が放送されます。

 「エピソード0」で取り上げられるのは「動画クリエイター」。動画クリエイターとして人気を集めるくまみきさんやMasuoさんへの取材を通じて動画制作の工夫を紹介するほか、動画共有サイトというメディアの収入の仕組みなどに迫ります。

☆メディアタイムズ

【放送スケジュール】
木曜 9:25~9:35 Eテレ
(2017年10月12日放送開始)
※2018年1月10日(水) から毎週水曜15:30~15:40にも放送。

☆メディアタイムズ「エピソード0 動画クリエイター」

【放送スケジュール】
2017年 6月18日(日) 16:30~16:40 Eテレ
※再放送 7月24日(月) 9:00~9:10
【出演】高杉真宙、鈴木砂羽、古舘寛治、芦田愛菜



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