昔話法廷、新作「アリとキリギリス」「舌切りすずめ」「浦島太郎」放送!


 2015年の「夏のテレビクラブ」期間中に放送され話題となった異色法廷劇『昔話法廷』が2016年も登場します。昨年の再放送に加え「アリとキリギリス」など新作3本も!

【2017年8月11日追記】
次のスケジュールで『昔話法廷』の新作「ヘンゼルとグレーテル」「さるかに合戦」が放送されます。
2017年
8月14日(月)
9:30~9:46 ヘンゼルとグレーテル
8月15日(火) 9:30~9:50 さるかに合戦
※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
昔話法廷、新作「ヘンゼルとグレーテル」「さるかに合戦」放送~夏のテレビクラブ2017

昔話の登場人物が法廷へ

 『昔話法廷』は、タイトル通り昔話の登場人物を法廷で裁判にかけるという奇想天外な法廷ドラマです。おなじみのお話に出てくる人物・動物が被告となって、検察・弁護双方が尋問したり、証人を呼び出し証言を引き出したりと本物の裁判同様の構成で緊迫したやりとりが飛び交います。

 2015年8月に「三匹のこぶた」「カチカチ山」「白雪姫」の3つが放送されると、真剣そのものの法廷という設定にブタやウサギ、タヌキなどのリアルな着ぐるみキャラクターが登場するというシュールさ、そしておなじみのお話を全く違った角度からとらえる斬新さが大きな反響を呼びました。

※2015年に放送された「三匹のこぶた」など3つの作品についてはこちらの記事をご覧ください。(Eテレウォッチング本館)
昔話の登場者が裁判に! 異色の法廷ドラマ「昔話法廷」、8月10日から放送(2015年掲載記事)

 『昔話法廷』のもう1つの特徴は、裁判の結論を番組内で出さず視聴者に委ねるという点です。検察・弁護のやりとりもそうですが、こちらも本物の裁判と同じくドラマの中に裁判員役が登場します。検察と弁護それぞれの主張に揺れ動く裁判員の心情がストーリー中に織り交ぜられることで一層高まる緊迫感。そして視聴者自身もまた裁判員として法廷へ参加することになるのです。

 今回は昨年のお話が再放送される他、新たに「アリとキリギリス」「舌切りすずめ」「浦島太郎」がラインナップに加わっています。キリギリスを助けなかったアリは有罪か無罪か、あなたの結論は?

☆昔話法廷

【放送スケジュール】
2016年
8月1日(月)~5日(金) 9:00~9:15
 三匹のこぶた / カチカチ山 / アリとキリギリス / 舌切りすずめ / 浦島太郎
 ※「アリとキリギリス」「舌切りすずめ」「浦島太郎」は新作
8月8日(月)~10日(水) 10:00~10:15〔高校野球雨天中止の時のみ〕
 三匹のこぶた / カチカチ山 / 白雪姫
8月15日(月)~17日(水) 10:00~10:15〔高校野球雨天中止の時のみ〕
 アリとキリギリス / 舌切りすずめ / 浦島太郎
放送はいずれもEテレ

【2016年8月13日追記】
次のように放送が追加されました。
8月14日(日) 午前1:40~1:55〔13日(土) 深夜〕
 アリとキリギリス
8月21日(日) 午前0:30~0:45〔20日(土) 深夜〕
 浦島太郎
8月28日(日) 午前1:35~1:50〔27日(土) 深夜〕
 舌切りすずめ
放送はいずれもEテレ

【2016年12月12日追記】
「平成28年度冬のテレビクラブ」内で次のように集中放送されます。
※放送はいずれも午前10:00~10:15 Eテレ
2016年
12月19日(月) 「三匹のこぶた」裁判
12月20日(火) 「カチカチ山」裁判
12月21日(水) 「白雪姫」裁判

12月26日(月) 「アリとキリギリス」裁判
12月27日(火) 「舌切りすずめ」裁判
12月28日(水) 「浦島太郎」裁判

新作紹介

■“アリとキリギリス” 裁判

【放送】
8月3日(水) 午前9:00~9:15
※再放送
8月14日(日) 午前1:40~1:55〔13日(土) 深夜〕
8月15日(月) 午前10:00~10:15〔高校野球雨天中止の時のみ放送〕
【出演】ミムラ、朝倉あき、藤尾勘太郎、押田美和、尾島江利子、平川和宏、嶋田久作
【声】松田悟志、吉本菜穂子、春風ひとみ

 食べるものがなくなり親友のアリを頼ってきたキリギリス、そのキリギリスを助けなかったアリ。結果としてキリギリスは餓死してしまうが、アリの行為は「保護責任者遺棄致死罪」となるのか?

■“舌切りすずめ” 裁判

【放送】
8月4日(木) 午前9:00~9:15
※再放送
8月16日(火) 午前10:00~10:15〔高校野球雨天中止の時のみ放送〕
8月28日(日) 午前1:35~1:50〔27日(土) 深夜〕
【出演】小木茂光、根岸季衣、沼田爆、蔵下穂波、押田美和、平川和宏、国仲涼子
【声】大後寿々花

 自分の舌を切ったおばあさんをつづらに入れた毒蛇や毒虫に襲わせ殺害しようとした罪に問われる雀だが、雀は「自分がつづらに入れたのは小判だ。」と真っ向から否定。弁護側から繰り出される証言や物証の数々が検察に揺さぶりをかけるが……。

■“浦島太郎” 裁判

【放送】
8月5日(金) 午前9:00~9:15
※再放送
8月17日(水) 午前10:00~10:15〔高校野球雨天中止の時のみ放送〕
8月21日(日) 午前0:30~0:45〔20日(土) 深夜〕
【出演】奥貫薫、平田満、清水くるみ、横内正、光宗薫、森大、平川和宏
【声】前野朋哉

 被告人となるのはなんと乙姫。浦島太郎に持たせた玉手箱には殺傷能力の高いガスが入っていたというのだ。しかも乙姫はその容疑を認めている。弁護人は「情状酌量の余地がある」として執行猶予を求めるが、果たして乙姫は実刑なのか、それとも執行猶予が相当なのか?

※こちらはツイッター・NHK広報局公式アカウントの番組紹介ツイートです。

【2016年8月4日追記】
『昔話法廷』が本になって登場! テレビでは放送されない裁判員による評議のシーンも追加されています。果たして裁判員たちはどのような話し合いを行うのでしょうか?(出版社:金の星社、2016年8月27日発売予定)
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