アニメ「ピッグ丘の上のダム・キーパー」Eテレで放送決定！

【2018年7月24日追記】
次のように「ピッグ丘の上のダム・キーパー」の集中放送が行われる予定です。
◆2018年8月
4日(土) 第1話～第5話
11日(土・祝) 第6話～第10話
※両日とも午後4:35～5:00 Eテレ
※スポーツ中継の影響で時間変更・休止となる場合があります
【2018年8月7日追記】
スポーツ中継延伸の影響で、8月4日は第1話～第3話のみの放送となりました。第4・5話は、8月11日(土・祝) に移動し、午後4:25から第4話～第10話が放送されます。
8月11日(土・祝) 午後4:25～5:00 Eテレ　第4話～第10話

※以下の記事は2017年10月に書かれたものです。文中の放送スケジュールなどは記事執筆時のものです。

　短編アニメの話題作『ダム・キーパー』を元に新しく制作されたミニシリーズ『ピッグ丘の上のダム・キーパー』が、2017年11月からEテレで放送されることになりました。

「ダム・キーパー」について

　『ピッグ丘の上のダム・キーパー』の元となった『ダム・キーパー』は、ピクサー・アニメーション・スタジオ出身の二人のアーティスト、堤大介さんとロバート・コンドウさんが共同監督を務めて作り上げた作品です。ピクサーの同僚であった彼らは、アートディレクターとして『トイ・ストーリー3』などに関わった間柄。その後ともにピクサーから独立し、新スタジオ「トンコハウス」を立ち上げて創作活動を行っています。彼らの初監督作品がまさに『ダム・キーパー』なのです。

　2014年ベルリン国際映画祭で公式上映されるや、この18分ほどのショートフィルムは各方面で評価され、世界各地の映画祭で20以上もの賞を受賞、2015年米国アカデミー賞の短編アニメーション部門にもノミネートされました。2016年にはEテレで日本語吹き替え版が放送されています。

■「ダム・キーパー」公式トレーラー

「ダム・キーパー」ストーリー

　物語の舞台は大気汚染に覆われた世界の中にある小さな街。汚れた空気の影響を免れ人々が平穏な生活を保っていられるのは “ダム・キーパー” のおかげです。歯車仕掛けの風車によって汚染された空気を追いやることがダム・キーパーの務めであり、主人公のブタの少年はひたむきに風車を動かし続け街を守っているのです。しかし家族も友達もなく内気な彼は、周りから孤立しイジメられる生活を送っています。そんなある日、少年の学校にキツネが転校生としてやってきました。絵を描くことが好きで天真爛漫なキツネとの出会いにより彼の人生は変化を見せ始め……。

ミニシリーズ「ピッグ丘の上のダム・キーパー」

　黒い雲が押し寄せる丘の上、そこがピッグの住み家。大好きなお父さんは今はいない。危険な黒い雲の真相を探りに向かったまま行方知れずとなってしまった。ピッグに残されたのは街を守るためにお父さんが築いたダム、そしてお父さんがプレゼントしてくれた黄色い花。忍び寄る雲を押し返すために彼は風車を回し続ける――それこそが “ダム・キーパー” の仕事なのだ。

　今回、Eテレで放送されることになった『ピッグ丘の上のダム・キーパー』は『ダム・キーパー』を元に作られたミニシリーズで、もちろん「トンコハウス」の作品です。『ダム・キーパー』で作画監督を担当したエリック・オーさんが監督となり、堤大介さんとロバート・コンドウさんは総監督として制作を監修にあたっています。

　まだ幼いブタの少年・ピッグがどうしてダム・キーパーになったのか、あるいはピッグの心に変化をもたらしたキツネのフォックスとの友情や二人の日常、そうした『ダム・キーパー』の世界での事柄をこのショートストーリー・シリーズは描いていきます。

　放送は2017年11月3日(金・祝) の第1話「きいろいはな」を皮切りに随時行われることになっており、現在までのところ、第1話に次いで11月11日(土) に第2話「はじめまして」が予定されています（午後4:45～）。今後のスケジュールについては、当ブログの放送カレンダーやツイッター、フェイスブックを通じて情報をお伝えしていきたいと思います。

■「丘の上のダムキーパー」予告編・第一弾！